日記を付けるぞ

紙に書く日記を諦めた人です。

24/11/2018



フットネイルをしながら暖房の効いた部屋で電気をつけたまま4時まで寝てしまった。起きて、ニコ生のクイーン24時間放送を寝落ちするまで見て、朝10時に再び目覚めた。

まだこの時間はニコ生人少なかったな。それでもちゃんと毎秒2,3コメントは届いていた。



起きてから、洗濯を回しつつATMで引き出しつつ目薬を買いにマツキヨへ,そこでSMILEという目薬のパッケージのお顔があまりにブライアンメイで…っていうかスマイルで、うん、どうしようもなく「買わなきゃ」という気持ちになり、高くなかったのでソフトコンタクトにも使えるものと一緒に買った。
心が優しくなった。

一旦家に戻って脱水モードに変えて、スーパーでいくらか買い物。


干して、DVDを少しばかり見進めて、30分間目を閉じて(寝るつもりが、心臓がばくばくして眠れなかった)
外が暗くなっていたのであかりを求めて窓際でお化粧。

ボヘミアンラプソディ応援上映のためだけにする化粧、めちゃめちゃたのしいな。

昨日プラザで買った茶色のマットリップがとっても発色がいいし、ロレアルの金のリップも最高にラメっててどちらも買ってよかったという気持ち。
一緒にキングスマン傘も買えたしね。
(そいや昨日現金ほぼゼロで、その時カードで買ったんだけど、ほんとカードはいくら使ったかわからんからいかんなと思うと同時にいつになったら現金が廃止されるのかということなども考えた。)


んで、25分前にお家を出てなんとか10分過ぎには着けた。
ポストカードを入り口で受け取る。三枚綴り。
女子トイレは数人並んでいる。年齢層が高い。
急いで済ませてスクリーンへ向かうと、紫の照明が目に入る。
「皆さんこんにちは!」
司会の女性の快活な声が聞こえて走って座席へ。
「今日11月24日はフレディ・マーキュリーさんの命日ということで…」拍手が起こる。「サイリウムも掛け声もオーケーです。英語歌詞は進むにつれ色が変わります。恥ずかしがらずに一緒に歌ったり、もちろんドンドンパもやっちゃってください!」


ビスタサイズで始まり、シネスコに広がる。

20世紀フォックス。ブライアンのギラギラしたギターの音に大きな拍手。
サンバディトゥラブのゴスペルに合わせて手拍子そして拍手。幕の裏側から見るウェンブリーに集う沢山の観客。始まるのだライヴエイドが。フレディのヴォーカル人生が。

途中大きな掛け声などは一切なかったが、keep yourself aliveで熱が上がったり、笑える箇所でふふっと会場が揺れたり、フレディが出自や自分の今を案じるシーンでしんとした雰囲気が流れるので、「ああ、今ここにはこの映画や音楽やクイーンを好きな人たちしか集まっていないんだな。」と全身で感じられた。

ライヴシーンでは必ず大きな手拍子が上がる。ブライアンのソロで一層大きくなる。演奏が終わると彼らを讃える拍手。気持ちが良かった。同じ時代には生きられてはいなかったが、彼らの音楽を皆んなで聴いて、それを讃えるというのが、ミュージックスティルアライヴなんですなあ。しみじみ。

何より白抜きの字幕が紫黄色緑青と、ネオンカラーに次々変わっていくのが可愛くてたまらなかった。目立たない色合いなのにめっちゃ見やすい。曲が始まると左上には同じく白抜きのタイトル。


そしてライヴエイド…。
ラミマレックが、フレディが、息を吸って、クイーンの空白の時間を取り戻すように鍵盤を叩き歌い出す。
自然と拍手が起こる。白昼に映える三人のプレイ。足のないマイクを振り回して全身を音楽に捧げるフレディの、必死だが楽しんでいて満たされた表情。
「全てのミスフィッツに捧ぐ。」
これまでの映画の展開が、息つく間もなく流れる次の曲、次の曲の歌詞に乗って思い出される。ボヘミアン・ラプソディ。我々は遊牧民(あっポエマー笑テレンスマリックじゃないよ)、世間のはぐれ者、「変態女装家のカス」、それでもここで歌っている。負け犬なんかの時間なんてない。死ぬまで戦い続ける。我々はチャンピオンなのだから。


「ありがとう皆んな!愛してる!」
そう叫んでフレディがバンドメンバーを振り返る。なんて孤独で、でも満たされて、旅に満ちた彼の人生だっただろう。にこりとする。早くこうなりたい。

静かにヴォーカルだけで始まるDon't stop me nowに、少ししんとした会場のボルテージはふつふつと高まる。
「今夜。本当に良いときを過ごすんだ。生きてるって感じる、世界も逆転してしまうような。」
合唱が沸き起こり、今日一番の大きな拍手。夢中になって手拍子をした。自然と鼻でメロディを歌ってしまう。こんなの歌わずにいられるか?
ショウマストゴーオン。まだまだ。40年経ったって生き続けて、音楽は古びずに我々の中に息づいている。

大きな指笛と歓声と拍手。
終わってしまった。劇場が静かに明るくなり、脇のカーテンに照明が当たる。いつもなら劇場BGMが流れるところを(最近はずっとQUEENが流れてたけど)今日は、ここのスクリーンだけ別で、te o toriatteとGod save the queenが大きな音で流されていた。
早くこの熱を喋りたいとばかりに席を立つ人、余韻に浸って座席に深くなだれる人たち、自撮りしながらクイーンの思い出を語る人たち。私はひたすらスクリーンの写真を撮る。笑。「一緒に撮りましょうか?」とスタッフさんに声をかけられたが写真写りバッドすぎるので遠慮したけどあとあと考えたらTシャツも着てきたんだしスクリーン背景に撮って貰えばよかったな〜〜と、ま、それも今日の思い出だよネ。



ここでだが声出しOK上映に久しぶりに参加した感想をば。
全体的に静かだった。歌でしか歓声と拍手が起こらないんだから。古参ファンが多そうだったから、バンドルールみたいなのがあったらどうしよとドキドキしてまともに昼寝できなかったのだが、ルールなどなかった。そら年齢層バラつきあるもんな。
なにせ前回がキングスマンだったもので、もっとバカ映画のノリで「博士え゛〜〜〜〜!!!!!」だとか「ロジャーいけてるよ〜〜!!!!」とか声がかかるもんだとばかり。あとクラッカー(それは作品の色的にねえだろ)とかを期待してたわけ。
ボヘミアン・ラプソディ』の良いところは、映画ファンと往年の音楽ファンが混じり合っている場になってることだと思ってるんだけど、やぱ音楽ファンだと映画館でのノリがわからないだろうし、うーん、難しいよね。
ワイ的には映画で騒げる大量のバカ映画ファンと観たかったかな〜!という気持ちがあるw
音楽ファンだけなら、オールスタンディングにしたほうがいいんじゃないかな〜、と。なんで今座席に座ってこの映画を見なきゃいけないの?!騒ぎたいでしょ?!!と強く思ったもの。隣に座ってた二人組は最後の最後でしかサイリウム振れなかったし、もっとバカなノリを作っていかないとね。

もちろん、クイーンのことを好きでしかない人たちと見る時間は最高だったし、一晩寝て起きた今も本当に良い時間だと思える。
ありがとう。
来年の11月24日も開催してくれよな。今度は会場を絞って、ガチコスプレの人とかが集いやすい雰囲気を作って開催してほしい。キングスマンのときを思い出せば、関西一箇所での開催だったからほとんど全員キメッキメのスーツで傘携えて全国津々浦々から足を運んできたわけだから。

んでこの日はシャワーしながらもちろんQUEENを聞いていたらアナザワンバイツァダスッでアユレディ?アユレディフォディスッ!って無意識で歌ってしまって恥ずかしかった。響いてないか気にした。

帰ってニコ生のラスト1時間を観て、バーチャル上でファンと交流する時間の愛おしさを感じ、映画が時代に即した作品でよかった、と心から思い、ツムツムをいくらかプレイして、寝た。